この記事では、YouTubeチャンネルのRSSの取得方法について解説します。
YouTubeチャンネルのRSSの取得方法
まずは、公式サイトのYouTubeチャンネルから、RSSフィードを直接取得する方法です。
YouTubeには、個別のチャンネルからRSSフィードを直接取得する機能がありません。そのため、下記のようにチャンネルURLを使用して、自身でRSSフィードに変換をする必要があります。
個別のチャンネルからRSSフィードを取得する
登録したいチャンネルの一覧ページを開いて、上部にあるURLを参照しましょう。
チャンネルのURLは、その登録者によってユーザー名、もしくはチャンネルIDが表示されています。
デフォルトの設定のままの場合はチャンネルIDが、自分で指定した場合は、ユーザー名が表示されるようになっているようです。
<登録したいYouTubeチャンネルURLを参照する>
上記のように、YouTubeチャンネルのURLは、ユーザー名かチャンネルIDかのどちらかの表示になっています。
どちらの場合でも、それぞれのuser, channelのスラッシュ以降のテキストを、下記の[チャンネル名][ユーザー名]に貼り付けることによって、RSSフィードのURLを生成できます。
#チャンネルIDから取得する場合
https://www.youtube.com/feeds/videos.xml?channel_id=[チャンネルID]
#ユーザー名から取得する場合
https://www.youtube.com/feeds/videos.xml?user=[ユーザ名]
YouTubeのエクスポート機能を用いて、一括で取得をする
次に、YouTubeアカウントに登録しているチャンネルのフィードを一括して取得する方法です。
YouTubeチャンネルのRSSの管理方法
次に「RSSリーダーにYouTubeチャンネルを登録する方法」と、「WordPressでRSSフィードを利用してアンテナサイトを作成する方法」の2つについてそれぞれ解説します。
1. YouTubeチャンネルをRSSリーダーに登録する
YouTubeの公式サイトでは、お気に入りとしてチャンネルに登録することはできますが、フォルダごとに分けて管理することはできません。
私は400以上の動画チャンネルを登録しています。そのため、最新のものを見ようとすると、更新頻度の高いニュース動画ばかりが上位に表示されてしまうような状況でした。
結論から言うと、おすすめはFeedlyというRSSリーダーを使用することです。
FeedlyはおすすめのRSSリーダーで検索すると、必ず紹介されているような定番のサービスのひとつです。PCでもスマートフォンでも使用可能であり、有料プランもありますが無料でも利用できます。
FeedlyにYouTubeチャンネルを登録する
Feedlyには、登録したいフィードを検索する機能が付いています。そのまま、登録したいYouTubeチャンネルのチャンネル名を検索してフィードに追加することができます。
多くのチャンネルをフィードに登録する場合には、下記のようにジャンルごとに分けて登録すると便利です。
また、登録をする際に、おすすめ情報として類似のチャンネルをサジェストしてくれますので、優良なチャンネルも簡単に見つけることができます。
上記の説明はFeedlyを使用したものですが、他社製のRSSリーダーでも要領は変わりません。
いずれにしても、個人でYouTube動画の管理をしたい場合は、RSSリーダーを使用することが一番効率的であるように思います。
OPMLファイルのインポート機能を利用して一括で登録する
Feedlyの「OPML Import」のページから、登録しているYouTubeチャンネルをまとめて追加することが可能です。
2. WordPressのプラグインを使用してアンテナサイトを作成する
次に、『RSSimport』というWordPressのプラグインを使用して、RSSのリンク集を作成する方法です。
こちらは、個人的にRSSを管理するためにFeedlyを利用する以前に使用していたものですが、参考のために残しておきます。
プラグイン『RSSインポート』をダウンロードする
公式サイトから『RSSImport』をダウンロードして、使用しているWordPressサイトにインストールをします。そして、管理画面から有効化します。
「RSSImport」はRSSフィードを読み込んで、サイト上で簡単に表示できるようにするためのプラグインです。投稿ページ上にショートコードを記述するか、テンプレートにPHPコードを記述することで、使用することができます。
カスタマイズして設定する
表示項目や見た目は自分で設定することができます。
先ほどと同じ「RSSImport」のサイトを参考にして、表示したい項目を選んで、コードを作成します。
私は最低限のシンプルな設定にしていますが、好みに応じてスタイルシートを使用して見栄えを調整します。
<設定例1>
箇条書きのスタイルで最新の3件の投稿時刻とタイトルを表示する場合
[RSSImport display="3" feedurl="[RSSリンク]" displaydescriptions="true" date="true" date_format="n/j H:i" before_desc=" " after_desc=" " use_simplepie="true"]
<設定例2>
上記を少し調整して、最新5件を表示させる場合
[RSSImport display="5" feedurl="[RSSリンク" date="true" date_format="n/j H:i" before_date="<date><small>" after_date="</small></date>" target="blank" start_item="" end_item="<hr />"]
ユーザー名からチャンネルIDを取得する
また、私がYouTubeのリンク集を上記の方法で作った際には、下記のサイトを使用しました。
このサイトを使用すると、ユーザー名を入力することでチャンネルIDを取得することができます。
一つ一つ、ユーザー名とチャンネル名で書き直す手間が省けます。
<追記>
「Googleデータエクスポート(Google Takeout)」を経由して、YouTubeのチャンネル名、チャンネルURL(ID表記)で一括でダウンロードすることが出来ました。
取得したチャンネルIDを使用してFeedlyのRSSフィード検索をすることができるので、多くのチャンネルを一度に登録する際にも、少しだけ早く作業ができますね。
- Gooogle データエクスポートの管理画面に移動
- 全選択を解除し、「YouTubeとYouTube Music」を選択してZIPファイルをダウンロードする
- フォルダ内の登録チャンネル(CSVファイル)を参照する
以上、YouTubeチャンネルのRSS取得方法についての解説記事でした。